
こんな処、夜中、一人で歩いたらとてつもなく怖いだろうに、、、

トンネルを抜けて白光岩で下車。宿お迎えワゴンに乗り銀山平のロッヂへ。
今回は少数精鋭3名様ロッヂ1棟まるごと貸切でござーる。
こんな贅沢もたまには良いでしょ。

しかし、、、今年の猛暑の影響で新潟県ではカメムシが大量発生。県内の宿泊施設も住人も頭の痛い問題らしいのだ。
たまに電球にいた奴が頭上に落下してくるから油断も隙もあったものではありません。
地球温暖化の影響が身近に起きているんですね。

日が傾き山並みが染まり始まる、山並みを見ながら銀山平温泉に浸かる。
いい感じだ。


樹古里の夕飯のメインは川魚料理。地酒をあおりながら舌つつみを打つ。

この民宿「樹古里」さん、300名山一筆書きの田中陽希さんお気に入りの宿で何度か拠点にしたらしい。
この「樹古里」さんでは平が岳(日本100名山)登山口への送り迎えもワゴン車でやってくれる。
また利用したい素晴らしい民宿でした。
10/13(日) 起床4:30
軽く口に物を入れて一日の準備にかかる。ヘッドランプ装着して銀山平温泉のシャトルバス乗り場へ。
早くも滝雲目指すハイカーが列をなしている。待つ事、約30分。
辺りは薄暗闇の中、朝靄が充満している、、、これは期待できるぞー。

いざ枝折峠へ出陣!
枝折峠は滝雲を一目見ようとクルマと人で混雑。
インバウンドでここにも結構な数の外国人がいた。ここまでツアー会社はフォローしているのか、凄いですね。
滝雲
寒暖差の大きい秋の早朝、奥只見湖の水蒸気がナイアガラの如き様相となって周辺の山々を流れ落ちる壮大な自然現象


滝雲に圧倒されて魅せられて時間の経つのも忘れてしまいがち、
6:08 登山開始。
明神峠から道行山までの登りの間、滝雲は早朝の太陽光を浴びて益々、色付いて壮大な光景に!もう贅沢すぎる大自然ドラマを堪能。



天気も良く周辺の山々のシルエットが素晴らしい。

小倉山から百草の池、前駒と順調に高度を上げていきます。
秋の紅葉真っ盛り。

急峻な岩場を登っていきます。

昼前に駒の小屋に到着。

駒の小屋は昨年度より避難小屋になったため紅葉のシーズンはハイカーや天幕でぎゅうぎゅう詰めになることを覚悟せねばならない。
しかし幸運なことにスペースを確保出来た。
避難小屋だが常時、管理人さんが一人いらっしゃる。
管理人さん一人でバイオトイレの管理から小屋の中のスペース調整から飲食販売まで全てやっている。頭が下がります。



まずは水場へ、命の水GETせねば。雪渓の雪解け水を汲むのがあまりにチョロチョロ状態で一苦労でした。

駒の小屋テラスにて
夕暮れ迄 延々と宴会?

お餅と小豆のコラボ

夕飯を済ませ辺りは暗くなる。シュラフに包んでいると次々と避難小屋にハイカーがやって来る。
一体、この狭い空間はどうなるのだろう、と危惧していたが大半はテント泊であった。
テントがほんわりと灯す。

10/14(月)5:00起床
さすがに標高1900mの朝は寒い。温かい即席ラーメンが胃に染みわたる。

今日も雲海、滝雲そしてモルゲンロードのお出ましだ!



遠くは尾瀬方面の滝雲は山を乗り越えてのナイアガラ・・・すごい!

6:09 越後駒ヶ岳に登頂 標高2003m

記念撮影
下山開始

今日も素晴らしい秋晴れ。

小倉山から分岐、駒の湯登山口までひたすら下り、 ここが今回一番のハードな難所でした!

katahira サブリーダーからしきりに三点指示の声が掛かります。
急坂で木の根っこと石が絡み合う悪路に、一瞬の気の緩みも許されない状況。
ヒヤリハットでした。

途中、先頭を交互に交代しながら適度に休憩。少しでもリスク回避。

ようやく駒の湯登山口に到着。

ここの登りは上級者向きという標識があった。そこを下って来たんですからキツイはずです。
実際、我々以外で出会ったのは同じく下りハイカー1名のみ。登って来るハイカーはゼロでした。
静かですが最後はガッツリハードな山行となりました。
チャーターしたタクシーに乗りJR浦佐へ到着、満員の新幹線に飛び乗り帰路に着きました。
おつかれさまでした。
【山行データ】



