十勝岳 十勝岳温泉から往復

稜線に咲くイワブクロ
稜線に咲くイワブクロ(撮影manul)

山行情報

【場所】十勝岳(前泊テント、山中避難小屋泊)
【日時】2025年7月19日(土)~7月21日(月)
【リーダー】S.Katahira 【参加者】4人
【歩行時間】20日:5時間25分 21日:3時間15分
【記録文】moru


行程

7/19(土)上富良野12:49バス13:21白銀荘(テント泊)
7/20(日)白銀荘7:22バス7:35十勝岳温泉7:55…11:25上富良野岳11:35…12:20上ホロカメットク避難小屋13:50…14:50十勝岳…16:05上ホロカメットク避難小屋
7/21(月)上ホロカメットク避難小屋6:15…7:05上富良野岳7:30…10:30十勝岳温泉13:37バス14:20上富良野

山行記録

初日:キャンプ場泊 曇り


2日目:十勝岳へ 霧のち雨

テントを手早く撤収し、十勝岳温泉登山口へ向かう。霧雨の中、安政の火口分岐で沢を渡渉後、富良野岳分岐から、D尾根に取り付く。急な木の階段の登りが続くが花々が癒してくれる。くまさんの好物 ハクサンボウフウが咲いているところなどでは笛を吹きながら進むが、熊の気配は全くない。上富良野岳の稜線に登り着くと立っているのがやっとの爆風の世界。危険を感じる風のため、迷わず巻道を行く。気持ち良いお花畑を歩いていくと、雪溪の先にぼんやりと避難小屋が見えてきた。

上ホロ分岐付近
しばらく岩場が続きます(撮影keizo)

 

上ホロカメットク避難小屋。2022年立替られた新しい小屋です。
上ホロカメットク避難小屋。2022年立替られた新しい小屋です。ここで1泊お世話になりました。(撮影moru)

空いている気持ちのよい避難小屋でくつろいでいると、急に雨が上がり日がさしてくる。リーダーの「行きますか」の一声で十勝岳を目指す。風にあおられながら最後の急登を登り詰めて十勝岳山頂に立つ。展望はないが、登頂出来てとても嬉しく満足。避難小屋まで気を付けて下り、雪溪で今晩と明日分の水を汲み、浄水した。

避難小屋付近からの景色
霧が晴れたのを見計らい山頂へ(撮影manul)
山頂手前
一転、雨が降り出し風も強くなってきました(撮影keizo)
十勝岳2077m
十勝岳2077m(撮影shun)

3日目:下山 天気:霧のち晴れ

朝も霧と強風。 昨日、十勝岳に登っておいてよかった。富良野岳は断念してのんびり下る。上富良野岳では、風で雲が流れ、いろいろな風景が垣間見える。「十勝岳はこんな山だったんだね」と語り合ううちに、十勝岳温泉に着いた。温泉で手足を伸ばし、バスを待った。

上富良野岳付近
6:15小屋出発時は濃い霧に包まれていましたが、次第に青空が見えてきました(撮影moru)

 

十勝岳温泉までゆっくり下山
十勝岳温泉までゆっくり下山しました(撮影manul)

 


たくさんの高山植物たち

写真はタップでポップアップします(撮影moru)


お役立ち情報

北海道の山への準備

◆交通・・旭川への移動は、2名はJR利用、2名は飛行機利用としました。ガスボンベは飛行機では運べないためJR組が2ヶ持参しました。飛行機組は共同装備を分担し自宅から運びました。
◆ガスボンベ・・旭川空港内コンビニではガスボンベを販売をしています(2025年8月現在)空港から車で10分程の東川町にモンベルショップがあり山用品の調達も可能です。使い切れなかったボンベは空港の案内デスクに相談すると引き取ってもらえたそうです。可能なら、山で出会った地元の方に譲ることができれば良いですね。
◆宿泊・・白銀荘キャンプ場はテント1張で4人、500円/1張という嬉しい料金です。3連休のため、避難小屋は混雑と予想しテントの計画でしたが、雨予報だったため小屋はすいていて新しい小屋の2階で4人がゆっくり宿泊できました。
◆水・・北海道ではエキノコックス対策のため水は必ず煮沸又は浄水します。避難小屋では、近くの雪渓から流れる水を汲み利用しました。浄水器は携帯式のフィルタータイプ、ソーヤーを利用しました。
◆クマ対策・・熊鈴は4人で1つ常時つけ、ホイッスルを2人が適時鳴らしました。